日本のプロ野球のレベル 世界トップレベル

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すべてのスポーツを通じて、世界中で最も競技人口が多いスポーツのTOP2はバスケットボールとサッカーで、この2競技の選手人口が突出していることが判明しています。この2競技に共通することは用意する道具が少ない(コストが低い)ということで、ボール一つあれば色々な事が出来ます。一方、欧州では野球ではなくバットを使うスポーツではクリケットが人気のため、野球はマイナースポーツとなっています。また、南米においても、サッカーがダントツの人気を誇っていて野球はマイナー競技に甘んじています。さらにあまり裕福ではない国もあるアフリカにおいては、野球はきちんとした試合を行うにはボール以外にもバットやグローブをはじめ用意すべき道具が色々とあって普及しにくいという事情があります。それらの事情により、世界全体で見ると野球の選手人口はサッカーやバスケットボールといった世界的メジャースポーツと比べてかなり少数に留まります。

そんな中、野球が国の第一スポーツである状態が長く続いているのはアメリカや日本で、この2国には古くから野球文化が根付いてきたため各世代の野球チームが無数にあります。そして、歴史が古いため指導者のレベルも高く、選手人口の少ない地域と比べて高い能力の指導者もたくさんいるため、良い選手が育ちやすい状況となっています。逆に言うと、選手人口が少ない地域には能力の高い指導者が少ないことなどにより、サッカーの勢力図とは違って欧州や南米の選手はなかなか伸びません。そのため、野球の勢力図においては欧州・南米あたりの国は強豪から外れ、アメリカと日本が目立って強い状況となっています。この2国を比較すると、アメリカのメジャーリーグは19世紀からの長い歴史があるため、その伝統によりメジャーリーグを夢見て世界中から選手が集まってくるため、世界最強リーグとなっています。日本のプロ野球はそれと比べると歴史は浅いものの1930年代から長く続いており、国内の選手人口の多さと海外からの有力選手加入により年々レベルが上がり、今では世界2位のレベルのリーグであると言われています。

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